その答えをずっと外に探していた私が、初めて“自分のなか”に見つけた日。
「誰かに大切にされたい」
そう願うのは、そんなにいけないこと?
SNSでは、幸せそうなカップル。
職場では、彼氏の話に花を咲かせる同僚。
帰宅したら、電気のついてない部屋。
あなたはどこかで思っている。
「どうして、私だけ?」
「私、何かが足りないのかな」
「いい人だとは言われる。でも、それだけ」
愛されない、と思い込んでいた女性の話をします。
彼女は35歳。優しくて、気配りもできて、仕事もできる。
でも恋愛は、続かない。
付き合っても、どこかで“冷められてしまう”ことが多い。
「本当に愛されたことがない」と彼女は言いました。
でも、よくよく話を聞いていくと、
愛されていなかったのではなく、“受け取れなかった”ことに、彼女自身が気づいていなかったのです。
「ありがとう」「好きだよ」って言われても、信じられなかった
—「きっとお世辞だ」
—「そのうち気が変わるに違いない」
—「私が本当はダメな人間だってバレたら、嫌われる」
彼女はいつも、“愛される準備”ではなく、“拒絶される準備”ばかりしていた。
心の奥に、こういう前提があったのです。
「私は、誰かから本気で愛されるような存在じゃない」
これは、特別な話ではありません。
似たような感覚を抱えて生きている人は、少なくありません。
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誰かに好意を示されても、戸惑う
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「いい人止まり」で終わる恋ばかり
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深く関わられるのが、なぜか怖い
——そういう人たちは、「愛されない」のではなく
“愛されるのが怖い”のかもしれません。
なぜ、そんなふうになってしまうのか?
その答えは、多くの場合“過去”にあります。
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幼い頃に認められなかった経験
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条件付きの愛を受けてきた記憶
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親から無意識に刷り込まれた自己否定
彼女の場合も、幼少期に「もっと頑張らなきゃ愛されない」と思って育ってきました。
その思い込みが、何十年も彼女の心を縛っていたのです。
セッションの中で、彼女がポツリとこぼした言葉
「本当は、“ただの私”でも愛されるって思いたかった」
「でも、そう思うのが怖かった。裏切られた時、もっと傷つく気がして…」
その瞬間、彼女の目に涙が溜まりました。
“信じたいのに、信じられなかった自分”を、彼女自身がやっと認められた瞬間でした。
愛は「くれるもの」じゃない。
受け取れる心があって、はじめて流れ込んでくる。
彼女はそれに気づいてから、少しずつ変わっていきました。
・褒め言葉を素直に受け取れるようになった
・自分の気持ちを押し殺さずに伝えられるようになった
・“重たくない女”を演じるのをやめた
そしてある日、自然体でいられる人と出会い、
初めて「安心して愛せる」と感じたそうです。
これを読んでいる、あなたへ。
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「どうせ私なんて」が口癖になっていませんか?
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褒められても、「お世辞でしょ」と笑っていませんか?
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「誰かに本気で愛される」ことを、どこかで諦めていませんか?
☑ 愛されたいなら、まず“愛を受け取る心”を取り戻すこと。
問題は「誰かがどうするか」じゃない。
「あなたがどう信じるか」です。
▶ あなたの“愛されない前提”を手放すセッション
最後に
愛されない人なんて、いません。
ただ、「愛されてもいい私」だと許せていないだけ。
そしてその“許可”は、誰かがくれるものじゃなく——
あなた自身が、自分に出してあげるものです。
だからこそ、
あなたがあなたを愛することから、すべてが始まります。